「ねえ、今言ったように、俺宇原さんのこと守りたいからさ」
「…?」
「これから一緒に帰らない?俺が送ってくよ」
心配だからね、と付け足してそういう柚希くん。
送っていく……?
「え、大丈夫だよ?普通に帰れるよ」
「ダメなの?」
「いや、ダメじゃないけど。でも……」
迷惑かけてしまうし……。
送って行ってもらった経験とかないから、なんだか恥ずかしいし、よくわからないし。
でも、全く下がろうともしない柚希くん。
意外と強引なのかな……。
それでも私が断ろうとすると、無言になってため息を落とされた。
なんだか、空気がヒヤリと固まった気がした。
……え?なに、なんか、変。
なんでかは分からないのに危険を感じて、後ずさりして、教室から出ようと近くのドアに向かう。
ドアから出ようとした時に、横から手が伸びてきて。
─────ガチャ
……っ、え?
鍵が、閉められ……?

