なんか、すっごい構ってくるんだけど……。
「……なに?」
チラリと柚希くんの方を見上げて言う。
今日はずっと桜が私のところにいて。今は先生に呼ばれていないけど。
友達ってこういうことなんだなと思った。
けど。柚希くんは、なに?
「別に用はないよ」
「…そう」
用はないのね。じゃあなんのために話しかけてくるわけ。
別に、嫌なわけじゃない。でも私がこういうことに慣れていなくて違和感がある。
「俺、宇原さんと仲良くなりたいんだよ」
「…私と?……それはどうも」
私と仲良くなりたいなんて、結構な物好きでは……?
と変な目線を送る。
「あ、信じてないでしょ。本当だよ」
あはは、と笑ってそういう柚希くん。
なんか、よくわかんないなほんと。
この人といると落ち着かない。胸がザワザワして、逃げたくなる。
そう思って立ち上がる。
「……?どっか行くの?」
「手、洗いたい」
適当なこと言っとこう。
手洗いたいからそこどいて、と口には出さないけどそういう目線を送る。

