す、すごく恥ずかしい……っ。
その目に見つめられると、逸らそうにも逸らせない。
クラスメイトの女子達は「きゃ〜〜っ」と高い声を上げて興奮している。
「やっぱり噂は本当だったのかな……っ!?」
「こっちまでドキドキしちゃう…っ」
「おい真紘、俺だって宇原さんと話してえよ!!」
色んな声が混じって聞こえて何言っているのかわからない。
……何この状況。ほんと、どうなってるの。
みんなのおかげでなんだか冷静になってきた。のに。
柚希くんの手はおでこから頭に移動して気づけば頭ポンポンとされている。
「…っ、う、わぁ…っ」
驚いて変な声が漏れる。
頭撫でられるのなんて、南朋以外にされたことないのに……っ。
柚希くんは、1人焦る私を見てニコニコ笑っていて。
……面白がってる…っ?
真っ赤であろう顔なんて関係ない。軽く柚希くんを睨むと、
「…ふっ、宇原さんはかわいいね」
なんて爆弾発言。
でも、私からしたらその言葉はときめくというよりも不思議でしかない。

