急に言いたくなってしまった。
上目遣いしていた真紘くんの目が驚きで大きく開かれる。
へへっ、真紘くんにやられてばっかじゃないよ。
いつもの真紘くんみたいに少し意地悪な顔して笑ってみた。
「……どこで覚えてきたのそんなの」
「真紘くんから」
「……ここがどこだかわかってる?」
「え?」
「俺、止まんないかもしれないよ」
「……あ」
TPOを、考えてなかった。
真紘くんは私の肩に寄せていた頭を元の体勢に戻したかと思うと、ベッドに寄りかかってる私に覆い被さるような体勢にした。
私の顎を持ち上げて無理やり目線を合わせてきて。
「はい、もう一回」
「……っえ」
「もう一回言えよ」
「な、なんで……っ!」
「聞こえなかった」
嘘つきじゃん……っ!!
聞こえてたくせに……っ。

