「めっちゃ可愛いよ。俺のためにオシャレしてきてくれたの?」
「……っあ」
「なに赤くなってんの。図星なんだ」
「……っ、も、もう行こ」
なんて返せばいいのかわからなくて誤魔化してしまう。
そうだよって返せばよかった……?でもそれだと好きバレしちゃうんじゃ……。
そう考えながらも、表情には出ないように必死。真紘くんの前だと、表情に出ちゃうから……。
「そうだな。電車の時間もあるから行こうか」
「……電車乗るの?どこに行くの?」
「それは着いてからのお楽しみだろ」
そう言い捨てると、さりげなく私の手を握って歩き始めた真紘くん。
えっ……?手、手……っ!!
引っ張られる私にお構い無しに駅の方に向かう。
だって、これ……手絡めてるよ……っ。恋人繋ぎってやつでしょ……?
「ま、真紘くん……っ?」
「ん?」
「て、手が……」
「嫌なの?だって、今日は"デート"でしょ?」
「……っ!」
やっぱり、デートだったんだ……っ。
真紘くんの口から聞くと、やっぱり恥ずかしくなる。

