はあ、とため息をついて男たちに向き直ろうとすると。
「……俺だけど。その子も一緒に、なに?」
「……え」
怒ったような低い声が聞こえて振り返ると、そこには冷たい目をした真紘くんが立っていた。
「は?男……?」
「うわ、まじかよ。最悪」
「……どっか行けよ。邪魔」
真紘くんは私と男たちの間に立って、見下ろしている。さすがに真紘くんの雰囲気がやばいと思ったのか、少し怯えて逃げていった。
また、助けてもらった。いつもタイミングよく来るから……。
「ありがとう……」
「……はぁ」
「……真紘くん……?」
ため息をつきながら、私に向き直った真紘くん。
……もしかして、呆れられた?
真紘くんの視線は私をずっと見ていて。その真紘くんの顔はどんどん暗くなっていく。
「……お前さ、可愛くしすぎ」
「え……?」
「まじで無理可愛すぎて無理俺はどうすればいいわけ?」
「え、え……?」
早口。息継ぎなしで止まることなく言った真紘くんに戸惑ってしまう。
これは……褒められてる、のかな?

