爽やか系イケメンの本気。




少し焦ったようにそう言った真紘くんに、私の口は勝手に開いて。


「真紘くん帰っちゃう…?…やだ、帰らないで」

「…っ」


今、一人にしないで。
真紘くんがいるから寂しくないけど、真紘くんが帰っちゃったらまた一人だ。
まだ外はゴロゴロと雷が鳴って稲妻が走っている。

なぜ、こんな素直なことを言っているのかわからない。普通なら恥ずかしくて言えないのに。
でも今は、真紘くんといたいと思ってしまっている。


「……あのさあ、」

「…っ?」


固まった真紘くんは、はあとため息を吐いて私に体を向けた。
でも、どこか言いにくそうに言葉を詰まらせていて。少し耳が赤いように見える。


「…っ、俺が!…俺が美桜といたいんだよ。だから来たんだ。美桜じゃなかったら来ない」

「……っ」


そう言った真紘くんの顔は赤くて。
初めて見た、真紘くんの照れた顔。
それに、私の心臓がドクンと大きく音を立てて。