ふわっと香った私と同じ柔軟剤の香り。南朋の服だからだ……。
「……ほんとにやばいお前」
「え……?」
「可愛すぎるだろ……俺もしかして試されてる?」
「……っ」
やばい、と言われ一瞬頭が真っ白になるが、真紘くんが続けてきた言葉に赤面してしまう。
ドキドキと、胸の高鳴りが加速してるのがわかる。
でも、それは……私だけではないみたいで。抱きしめられているからこそわかる、真紘くんの心音は速かった。
「…耐えられる気がしない。まずいなこれ」
「た、耐えるって……なに……っ」
「……ばーか」
「え……っ!?」
私は、ただ単に疑問で聞いただけなのに……!
ばか、と言われ少しムッとする。その顔のまま真紘くんを見上げると、真紘くんは私の頬を片手でムニっと掴んできて。
「…なに可愛い顔してんの」
「か、かわいく、ないもん……っ」
「うるさい。口塞ぐよ」
「だめ……っ!」
口塞ぐって……っ。そんなのダメに決まってるじゃん……っ。

