「…急にデレんのやめてくんない。結構心臓に悪い」
「……っえ、で、デレ……っ」
わ、私デレてた……っ!?
いやいやデレてないって……っ。
確かに、いつもよりはちゃんと言葉にしたけど……それだけでデレたことになるのか……っ。
「…あー、やばい。美桜と二人きりとか俺だめだ……理性持ちそうにないかも」
「え…?え…?」
急にバッと身体を離したかと思うと、立ち上がって私から目線を外した。
理性……?
そう思った時。
───ゴロゴロ……ッ!…バチッ
真上ら辺で大きく雷がなかったかと思うと、急に部屋が真っ暗になって。
「きゃ……っ」
て、停電……っ?
う、嘘……まって……っ。
「暗…美桜、大丈夫?」
「ま、真紘くん……っどこ…っ?」
「…え?」
「やだ、まって……っ」
雷は平気だけど……暗いところは別だ。
急に身体の熱がサァァっと冷める。
真紘くん……っ。

