爽やか系イケメンの本気。




『大丈夫か……?雷すごいけど…』

「あ、うん…大丈夫」


すごく心配してくれているみたいで。
それで電話してくれたんだ、と思うと嬉しい。


『……もしかして一人?』

「…うん」


少し間をあけてそう聞いてきた真紘くんに、うんと答える。


─────ゴロゴロ


電話中でもはっきりとわかる雷の音と光。
それに無意識にギュッとクッションを強く握る。


『本当に大丈夫?一人は、寂しくない?』

「……っ」

『…?美桜?』

「……寂しい」


もう一度大丈夫?と聞いてくれる真紘くんに、なんだか弱くなってしまって。
気づいたら私の口からは本音が漏れていた。
あ……っ、こんなこと言っても困らせるだけなのに。


『…わかった』

「……え?」

『待ってろ』

「え?……っ、ちょ」

───ブツッ


待ってろって何って聞こうとしたのに。その前に電話は切られてしまって、スマホは『ツーツー』と音が鳴っている。

それはないってわかってるのに。少し期待をしてしまってドアの方をちらちら見る。