私は別に、雷が苦手とかはなくて。確かに驚きはするけど怖いとは思わない。
でも、だからって雷の中一人でいるのは、心細いに決まってる……。
─────ゴロ……ゴロゴロッ!
さっきよりも雷の音は近くて。
カーテンを閉めていても光っているのがわかる。
思わず、ソファの上にあったクッションをギュッと握って身を縮める。
雷の音しか聞こえないのは、さすがに嫌。テレビの音量を上げようかとリモコンを手を持った時。
────プルルルルル
急にスマホが振動し始めたかと思うと着信音がなり始める。
リモコンを置いてスマホを持つと。
『真紘くん』
画面にでた真紘くんの名前にドクッと心臓が鳴る。
……電話?
いつの日かに交換した連絡先。たまに連絡を取るぐらいしか使ったことなくて、電話なんて初めてだ。
「……もしもし?」
『…あ、美桜……!』
スマホから聞こえる私の名を呼ぶ真紘くんの声。
なんだかそれが少し新鮮で緊張してしまう。

