周りの女子たちは、「「キャーっ!!」」と声を上げている。
私は顔真っ赤になりながら呆然と立ちつくすことしかできなくて。
真紘くんから目を離すことが出来ない。
横にいる桜からの声も上手く聞こえない。
────ピーッ
試合開始の笛の音でハッとする。
周りは女子の応援の声で溢れている。
……かっこいい。
ただ一言、そう思った。
仲間のボールが相手に取られ、攻められている時に、真紘くんは相手からボールを取り返していて。
真紘くんに釘付けになってしまう。
「真紘くんかっこよすぎる……っ!」
「がんばれー!!!」
そんな真紘くんは、相手チームからも応援されていて。
すごいな、人気が。と感心してしまう。
そのまま真紘くんはゴールまで走って、キーパーを無視して点を入れた。
……っ。
仲間と楽しそうにハイタッチしてる真紘くんに、胸がギューッとなる。
「…真紘、めっちゃ気合い入ってるよあれ」
「え?」
桜がそう言ったから思わず聞き返してしまう。

