……真紘くんと同じこと言ってる。
心配かけちゃったんだな、と少し反省。
「ここに居続けても、先生来ちゃうしそろそろ戻ろっか!!」
「そうだね」
そう思って二人で教室まで戻ると、さっきまでの人の集まりはなくて、真紘くんが上手く片付けたんだろうな、と思う。
チラッと真紘くんの席を見ると、私を見てニコッと笑ってくれる。
横にいる桜は真紘くんに、べーっと睨んでいた。
……なんだろう、痛い。
なんだかはわからないけど、そんな桜と真紘くんを見ると胸がズキズキと痛く苦しくなる。
……なんか変、だな私。
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その日の5時間目。
その時間は体育でサッカーだったので、体操着に着替えて外に出る。
体育は一二組混合授業。そして男女も混合なので外にはクラスの二倍の人数がいるわけで。
その中でもやっぱり真紘くんは人気。常に周りに人がいる。
「王子のサッカー見れるの最高すぎじゃない?」
「真紘くんなんでも出来るもんね」
隣のクラスの女子がそんな話をしている。

