奈落の果てで、笑った君を。





「わたしは尚晴とだけなの?」


「……いろんな男と子を作りたいのか」



あれ、今度は怒っちゃった…?



「子を作るって、どうやるの?誰かにお願いするの?」


「……そこから…か」



はああああーーーと、安堵混じりの大きな息を吐いた尚晴。

布団へ移動しようとしていた気持ちを放り投げたように、わたしを抱えながら逸らし逸らしに見つめてきた。



「子は…、愛した人としか作ってはならないんだ」


「どうして?」


「…とても…愛に溢れた行為の上で作るもの、だからだ」



じゃあわたしは尚晴としかしちゃダメで、尚晴としかできないってことだ。



「それはどうやるの?」


「……知りたいのか」


「うんっ」


「…わかっ、た」



そう言うと、今度はそのままわたしを抱き上げるようにして立ち上がった。

子供はこうやって作るの?なんて思っていると、並べて敷かれていた布団の片方へ寝かせられる。



「尚晴…?寝るの?」



こっちは尚晴の布団だ。
わたしはこっちじゃないほう。

間違えてるよ、とつぶやきながら身体を起こそうとすれば───、