奈落の果てで、笑った君を。





「空の色をした目、小判色の髪、黒い肌をしちゅー者もおる。そがな世界が広がっちゅーがぜよ!!」


「わたしもそこに行きたい!」


「おう!ワシに任せるがじゃ!」



なにが正しいんだ、この世は。
この思想は間違っているのか……?

誰だって知らない世界を見たいはずだ。


この国は、檻のなかに閉じ込められているのと変わらない。


逆らったら殺される。

たとえ正しい意見だとしても、偉いものには自分の意見を伝えることすらできない。



「───…殺されてしまいますよ、龍馬さん」



だれが、この男を殺すんだろう。


今だって追われていた。

あなたは死ぬような男ではないと思わせてくるくせ、案外サラッと暗殺されてしまうんじゃないかとも思う。



「確かにワシゃあ命を狙われちゅー。やけんど、安心しぃや。ワシにはこれがある」



懐に手を入れ、とあるものを俺たちに見せてきた。

それは刀だけを持って生きてきた俺が初めて目にする、手持ちの銃。