2年生になって、新しい教室に入る。
1年生の頃とは違う位置にある教室になんだかソワソワしてしまう。
それに、後輩もできるってことだよね……!
私が先輩になるんだ!
しっかり“先輩”しなくちゃねっ!
「座席表、確認しようぜ」
そう言って、教室に入って黒板に向かっていく優磨。
私も慌ててついて行こうとするけれど……。
「優磨くーんっ。おはよっ!」
「優磨くんに会えなかった春休みが嫌だったよぉ」
クラスメイトの女子たちが優磨を取り囲む。
私はその光景を遠巻きに見ることしか出来なかった。
あの中に入ってまで優磨と一緒に居たいと思わないし……。
それに、女の子たちに囲まれている優磨を近くで見ていたら黒い感情が生まれちゃうもん。
そんなの嫌だ。
それこそ笑顔になんてなれなくなる。
私は優磨を置いて、黒板に貼られている座席表を確認しに行く。
一瞬、優磨と目が合った。
何か言いたげの優磨だったけど、私は目を逸らしてしまった。
目が合ったことも気づかないふりをしよう。
それで座席表を確認して……、っと。
私の席はどこだろう……。
1年生の頃とは違う位置にある教室になんだかソワソワしてしまう。
それに、後輩もできるってことだよね……!
私が先輩になるんだ!
しっかり“先輩”しなくちゃねっ!
「座席表、確認しようぜ」
そう言って、教室に入って黒板に向かっていく優磨。
私も慌ててついて行こうとするけれど……。
「優磨くーんっ。おはよっ!」
「優磨くんに会えなかった春休みが嫌だったよぉ」
クラスメイトの女子たちが優磨を取り囲む。
私はその光景を遠巻きに見ることしか出来なかった。
あの中に入ってまで優磨と一緒に居たいと思わないし……。
それに、女の子たちに囲まれている優磨を近くで見ていたら黒い感情が生まれちゃうもん。
そんなの嫌だ。
それこそ笑顔になんてなれなくなる。
私は優磨を置いて、黒板に貼られている座席表を確認しに行く。
一瞬、優磨と目が合った。
何か言いたげの優磨だったけど、私は目を逸らしてしまった。
目が合ったことも気づかないふりをしよう。
それで座席表を確認して……、っと。
私の席はどこだろう……。


