正体バラしたらキスするぞ?~悪魔と天使の溺愛は危険がいっぱい~

この時間が幸せ。

優磨とずっと一緒にいたい。

そんなことを考えてしまう。

……ずっと、一緒だよね?

優磨とは幼なじみだもん。

幼い頃から一緒だったから、これからもずっと一緒。



「優磨」

「ん?」

「2年生になってもよろしくねっ」



突然の私の言葉に驚いた顔をした優磨。

だけど、すぐに笑顔に戻った。



「そうだな。面倒見てやるよ」

「もうっ! そういう意味じゃないーっ!」

「分かってるよ、冗談。……よろしくな、彩芽」



そう言って微笑む優磨にどきんっと胸が跳ねる。

朝日に照らされて輝く優磨は、きらきらしていてかっこよかった。