私はいつ終わるのだろう。

 自分はもうこれから永遠に、自分の命に代えてでも守りたいと思う存在も、大切なものも、きっと出来ないと思っていた。

 朝の空、昼の空、夜の空を見る度にそれが綺麗だと思えなくなったのはもう、いつのことだろう。人を心から信じて、心から笑って、毎日が眩しくて仕方がなかった。

 ずっと大昔にはもう、戻ることは出来ない。朝日が昇り、部屋いっぱいに満ち溢れた光が意地悪く、

 私の1000000回目の人生を迎えているようだった。