大嫌いなキミに愛をささやく日

「あ?ねーよ。ピンピンしてんだろ」

「だから、強がらないで!」



目を見ながらビシッと言うと、煌人は一瞬怯んだ。

かと思えば「……しんどい」と。

熱い息を、長く吐く。



「寒気がする……。全身が痛ぇ」

「(悪寒に関節痛って……。熱が出てる時の症状じゃん……)」



やっぱり、煌人はめちゃくちゃ調子が悪かったんだ。

なのに全体練習なんかに参加して、大きな旗を持って……。



「バカじゃないの?何やってんの……!」

「……うるせぇ。頭に響くから大声出すな」



煌人は、声色からして弱っている。

助けてあげたい。

というか、すぐにでも横にならないと煌人が死んじゃいそうで……すごく怖い。



「(助けを呼ばなくちゃ!)」



ここから出ないと、煌人はしんどくなるばかりだ。

なら――と。