大嫌いなキミに愛をささやく日

すると真さんは「計算が早いね」と笑う。

けれど、次には眉を八の字にした。



「凛、お友達にまだ言ってなかったの?」

「!」



真さんの言葉を聞いて、凛は一瞬ビクリと肩が揺れた。

視線もキョロキョロと動いていて、いつもの凛らしくない。



「(なんだ?)」



俺が疑問を覚えていると、



「……煌人は友達じゃないから、話す必要ないかなって」

「お前……」



凛への心配は、すごい暴言で返された。



「(俺への対応が相変わらず容赦ないな!)」



だけど凛と真さんの話しぶりから察するに……

どうやら、何かわけがありそうだ。

「聞いてもいいですか?」と話を掘り下げようとしたが、凛が「それより」と会話を中断する。



「お父さんお仕事でしょ?早く戻って?」