「…エイダン。好きです。ずっと好きでした。例えこの恋心を消してしまったとしても、またアナタに恋をしてしまうほど私はアナタが好きなんです」
「…ふふ、熱烈だね」
私の想いを聞いたエイダンの満足そうな穏やかな声が私の耳へと届く。
今のエイダンはもう先ほどのエイダンとは違い、私の想いを一切疑っていない。
きっと私の本心をちゃんと見たからだろう。
「俺もラナが好きだよ。いや、愛してる」
「…っ」
優しいエイダンの言葉に思わず、涙が溢れる。
絶対に手に入れられないと思っていたエイダンの心が今、私にあるのだ。
こんなにも幸せなことなんてない。
きっともう一生分の運をここで使い果たしたに違いない。
エイダンが私に恋をしてくれる、同じになってくれるという運に。
「エイダン、帰りましょう、離宮に」
「そうだね。アイツらに俺のものになったお前を見せないといけないしね」
エイダンは笑顔でそう私に答えると、私から離れてパチンッと指を鳴らした。



