翌日の放課後。
私は咲人と花鈴を迎えに高校の正門付近へと向かっていた。
さっき、咲人から連絡あって着いたってメッセージ来てたんだよね。
スマホ画面を確認しつつ、私は足早に門へ向かう。
ちなみに昨日の帰り道、如月さんとは色々、話をすることができた。
今日の朝も教室に入った私に笑顔で「おはよう」と声をかけてくれた彼女。
『え…？唯南って高梨さんと仲良かったの？』
と、目を丸くしているのは如月さんと仲良しの数人の女子達だ。
『まぁね。昨日たまたま、話す機会があってね？高梨さんすごく話しやすいし、良い子だよ』
笑顔でそう言ってくれた如月さんのおかげで、如月さんと仲良しの女子達を中心に話をすることができた。
『なんだ〜。高梨さんって一人が好きなのかもって思ってたけどそういうわけじゃなかったんだ？じゃあ、今度からは気軽に声かけるね。学級委員忙しいだろうけど、うちらもサポートするから頑張って』
最後には、そんなことを言ってくれる子までいてジンと胸が熱くなる。
