「さ、この話はおしまい。早くこれ書いて帰ろっか」
「う、うん」
いつも明るい彼のそんな表情を見るのか初めだった私は内心戸惑ってしまう。
やっぱり、触れてほしくない所だったのかもしれない。
あーもう!
私ってこういう所…空気読めないのがよくないんだってば!
自己嫌悪に陥りつつ私はチラリと、プリント用紙を記入をしている観月くんに視線を合わせた。
そして。
「あ、の。私が言うものおこがましいんだけど…学級委員観月くんと一緒でよかったなって…」
と彼に向かってそう言い放つ。
「…え?」
再度、用紙を書く手を止め、観月くんはゆっくり顔を上げた。
「あんまり話したことない私にもすごく気さくに話しかけてくれるし…正直、観月くんが学級委員に手をあげてくれて嬉しかったよ。ありがとう」



