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「観月くんって…すごいね」
「…え!何が…??」
思わずポツリと溢れた私の言葉に、目の前で用紙を記入していた観月くんがバッと顔をあげて私を見つめた。
実はあのあと。
私と観月くんは、今日の話し合いで決まった出し物について、提出しなくてはならないプリントを記入するために教室に2人残っていた。
昨日といい、今日といい人気者の彼と2人きりという状況。
しかし、不思議と昨日ほど緊張はしていなかった。
「クラスの出し物あんなにスムーズに決まったの観月くんのおかげだよ」
「いやいや、そんなことないって。畠中とかも助け舟だしてくれたし。他の男子も色々声かけてくれたおかげだよ」
少し照れくさそうにしつつ、そんな謙虚な発言をする観月くんに私はさらに感心してしまう。
まぁ、実際…観月くんだから畠中くんも、他のクラスメイトたちも助け舟を出したというか…意見を言ってくれたんだと思うからやっぱり観月くんの人望あってこそなのだが。



