乙女は今日も夢を見る


それは観月くんも同様だったらしい。

「飲食、エンタメで同点ね…。そしたら、この2つでもう一回多数決を…」

少し考え込みつつそう言いかけた時。

「なぁ!飲食、エンタメ同点だけど。あと2票。学級委員の2人はどっちにいれる?」

畠中くんがまたもや、そんなことを言うものだから、観月くんと私はお互い顔を見合わせる。

そうか。私達がまだどれがいいか入れてないんだ…。

「観月ー。どれにすんだ?」

「確かに高梨さんと観月くんの意見入れてないよね」

ザワザワとクラスメイトたちからもそんな声が上がり、瞬間、教卓の方に視線が集まる。

ビクッ。

や、やばい。ここはどれに入れるのが正解なんだろう…。

というか、こんな接戦…。

私の意見でどちらかに決まるという展開だけは避けたい。

じゃあ、無難に関係のなさそうな出店系にいれようか…?