すると、観月くんと仲の良い男子たちを中心に、周りのクラスメイトへ声をかけてくれたことでスムーズにことが進んでいく。
「皆、ありがとな。せっかく初めての文化祭だし、クラス全員が楽しめる出し物にできればって思ってるからよろしく」
観月くんは、そう付け加え教卓に上がった。
「じゃ、高梨さん黒板任せていい?」
ようやく前にやってきた私に声をかけてきた彼に。
「うん…!まかせて」
コクリと頷き、私はチョークを手につかみ、観月くんから少し離れた場所に立つ。
「そしたら、とりあえず…例年多いのが、出店系とか、お化け屋敷…飲食系ぽいけどなにかやりたいものとか意見ある人いる?」
観月くんがクラス全体を見つつ、問いかけるも皆何か考えているのか中々意見が出てこない。
「そうだな〜。とりあえず、どういう系にするか多数決するとか?」
その時。
手を上げて、発言したのは畠中くんだった。



