その声は、教室内によく通り一瞬でクラスメイトの視線を集める。
さすが、観月くん…!
これなら話し合いもスムーズに進みそう!
内心ホッとしつつ、私もコソコソと彼を手伝うために教卓の方へ歩みを勧めた。
そんな中。
「観月、どうかした?」
「なんだろうね?」
と、唐突な声かけに男女共、不思議そうな表情で見つめている。
「実はさ、担任から夏休み明けにある文化祭の出し物について話し合うように頼まれてて。予定あるやつもいると思うけどちょっとだけ時間くれないか?」
申し訳なさそうにクラスメイト達に向かって声をかける観月くん。
そんな謙虚な所も彼の性格の良さが際立ってみえた。
「あぁ〜!学級委員だもんなぁ」
「了解!皆とりあえず席つこうぜー」



