その日は突然訪れた。
いつものように、璃奈を迎えに彼女のクラスを訪れた俺。
しかし、教室には璃奈の姿は見当たらない。
早瀬休みか?珍しい…。朝、連絡もなかったよな。
スマホを見ても、彼女からのメッセージは、きてなくて俺は首をひねる。
『なぁ。早瀬って今日休みか?』
『あぁ…。てか、観月ちょっと…』
近くにいた男子に声をかけると、ソイツは言いにくそうに口籠り俺を教室の外に呼び出した。
『あのさ、早瀬とお前、付き合ってんの?』
『いや、付き合ってはないけど…普通に仲良いだけ』
『…そうなのか。じゃあさ観月、あんまり皆…特に女子たちの前で早瀬だけに声かけるのやめてやれよ?』
『は?なんで?』
キョトンとした表情でその男子を見つめると、ソイツは声をひそめて。
『早瀬…お前のこと好きな女子たちに目の敵にされてんだ。話しかけても無視されたり、アイツ、女子の友達同じクラスにいないんだよ』
と俺に話してくれた。



