「高梨さん、人が良すぎ…。じゃあさ、今日途中まで一緒に帰ろうよ?ほら私、観月とは中学一緒だし…。帰る方向は同じなんだよね」
私にそんな提案をしてくれる如月さんに私は目を輝かせた。
「え…!?いいの?よかった〜先生が後で家の住所教えるって言ってはいたけど正直たどり着けるか不安だったんだ…途中まででも如月さんが来てくれたら心強いよ〜ありがとう」
「いやいや、どうせ私は帰り道だから、そんな大したことじゃないし…気にしないで?」
「ううん…!私にとっては本当にありがたいし。如月さんこそ優しいよね」
「…う、ほめても何もでないよ」
照れたように顔を背ける如月さんに私はクスッと笑みをこぼす。
そんな彼女の優しさを感じながら、私は教室へと向かう道のりを歩くのだった。



