そんな私の反応を楽しむかのように「うふふ。ごめんなさい、悠理ちゃん困らせちゃったわね〜」と素敵に微笑む観月くんのおばあさん。
ただ、その微笑みはニコッというよりはニンマリと言う方が正しい。
これ以上この場にとどまると根掘り葉掘り詮索されそうで思わずゴクリと息を呑む。
と、とりあえず、この場を去ろう!うん、そうしよう…!
「…えっと〜、はっ!そうだ。お茶、お茶持っていきますね!」
慌てて私はテーブルの上に並んだお茶の入ったコップを手に持った。
「あら、ありがとう。そしたらそこのお盆使ってね?私は何かお茶菓子探しておくから」
「はい…!」
ようやく解放された私はホッと安堵しながらお茶が入ったコップをお盆に並べ、隣の居間に運ぶ。
「あ、あの…お茶持ってきました」
「高梨さん、手伝わせてゴメン。そこの机に置いてもらえる?」
戻ってきた私にそう声をかけた観月くんは、おもちが入っているカゴを室内に運んでいる最中だった。



