私に声をかけられて、一瞬驚いたように目を丸くしたおばあさんは次の瞬間にはフッと優しい眼差しで私を見つめた。
「あら、ありがとうね。そしたらそこのコップを持ってきてもらえるかしら」
「はい!コップですね…!」
おばあさんの言葉に大きく頷いた私は、コップを4つ用意して机に並べる。
「悠理ちゃん、ジュースもあるわよ〜お茶とどっちがいいかしら?」
「じゃあ、お茶で…」
「お茶ね〜。氷もいれていい?」
「はい。お願いします」
私が用意したコップに冷蔵庫から取り出した氷を入れ、観月くんのおばあさんは、冷たい麦茶を注ぐ。
「そういえば、まだ自己紹介してなかったわ…!彼方の祖母の観月晴子です。よろしくね」
「あ、こちらこそ。観月くんと同じクラスの高梨悠理です…!」
「ふふ。彼方の女の子の友達は初めて会うわ〜。男の子は、よく来てくれるのよ?同じクラスの畠中くん。悠理ちゃんも知ってる?」
「はい。私も同じクラスなので…」
おばあさんの言葉に私は小さく頷いた。



