あ…そうだ、観月くんと如月さんあんまり仲良くないんだった…よね?私、話題ミスったかも。
先日、観月くんの口から聞いたばかりなのに焦って、つい自分の中で最近嬉しかったニュースを話してしまって後悔する。
もしかしたら観月くん的にツッコミづらい話題だったかもしれない。
「あ、えっと…」
フォローを入れようとするも上手い言葉が思いつかなくて、あたふたしている私に対して。
「そっか。よかったじゃん、もう如月とすっかり友達だな。高梨さん。スコーンか〜知らなかったな。今度俺も行ってみるよ」
特に気にした様子もなく、普段通りに反応してくれる観月くん。
「う、うん!ぜひぜひ」
と、ホッとしたのも束の間。
「てか、高梨さんもしかしてこの前、俺が言ったこと気にしてる…?如月に嫌われてるってやつ」
ドキッ!
「……い、いや〜えっと…」
「ハハッ。図星だー。わかりやすいな、高梨さんって」



