覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

「その一言に新郎が食いついて、

『雨女って、ほんとうなんですかっ?』
と何故か身を乗り出してきたのが。

 変わった人だな、と思って新婦の印象に残ったらしいです」

 ははは、とみんなが笑ったが、八尋は何故か笑っていなかった。

「その後、五年の交際を経て、こうして結婚に至ったわけです」
と秋馬の話はつづく。