覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

 ま、まあ、結婚は決まってるんだし

 ……いや、決まっているのか?

 こんなたくさん人のいるスーパーの中でも、誰よりもキラキラと輝いている衣茉が、俺なんかとほんとうに結婚してくれるのかっ!?
と不安になる八尋の脳内に、

「いや~、衣茉は確かにキラキラしていますが。
 好み人それぞれというか。

 何処のラブラブな旦那も、自分の妻が一番キラキラしてると思ってると思うんですよね~」
と呟く秋馬の幻が見えた。

 秋馬は今では衣茉の先輩とか編集さんというより。

 ゲーム仲間、という感じで、たまに話すのだが……。

 まあ、それはそれとして、とりあえず、仕切り直そう、と八尋は衣茉を見つめて言った。

「珈琲飲んでおいてあれなんだが。
 ……今から食事に行かないか?」