覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

「お前の顔じゃなく、散乱した部屋ばかり見てたと気がついたんだ。

 もう一度、顔を見せてくれないか?」

 俺へのご褒美に―― と八尋は言う。

 そ、そんな。

 私の顔ごときが、ご褒美なんぞになるのでしょうか。

 でも、そういえば、私もほとんど、八尋課長の顔を見てなかったですっ!
と衣茉も気がつく。