二人で掃除をしている間、衣茉はいろいろと諭される。
「せっかくの綺麗なマンション、ちゃんと片付けてたら、いつまでも新築みたいでいいだろうが」
そうですね、と言いながら、衣茉はローボードの上や引き出しの中をゴソゴソやっていた。
しばらくして、
「片付いたか?」
と八尋に振り向かれて困る。
「……なんかローボードの上の物が増えたんですけど」
ゴミもいっぱい出したのにっ、と衣茉は叫んだ。
「お前に片付けの才能はないな……。
ワインも買ってきたから、ちょっと休憩して、弁当でも食べるか」
と言われる。
メニュー