覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

「うん……。
 すまん、おめでとう」

「あ、ありがとうございます」

「ところで、こういうのって、内緒にしとかないといけないんだろう?
 俺に話してもよかったのか?」

「ああ、でも、身内とかには大丈夫なんで。
 立場的には課長も大丈夫なのかなって……」

 そう言いながら、衣茉は赤くなる。

「そっ、そうかっ。
 すまんなっ」

「いやっ、こちらこそ、すみませんっ」

 どうもどうも、いやいや、と二人で赤くなり、延々と頭を下げ合った。