覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

「そういえば、八尋課長。
 私が書いたとは知らずに、私の本読んでてくれたらしいよ」

「そうなのっ?
 あんたの本読んでる人なんて、全国に何人もいないわよっ。

 なんていい方なのっ。
 その方に結婚していただきなさいっ!」

 ……親の私への評価って、世界一低いな、と思いながら、衣茉は電話を切る。