覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

 


「昨日はお疲れだったな」

 夜、秋馬から電話がかかってきた。

「沢木さんに例の原稿送ったんだろ?
 どうだった?」

「それが……まだお返事ないんです。

 沢木さん、わりと返事は早い方なのに、なにも言われないから駄目だったのかなと思っています」

 う~ん、と唸ったあとで、秋馬は、

「沢木さんは駄目だったらすぐ駄目って言いそうだけどな」
 まあ、出会ったら、さりげなく訊いといてやるよ、と言ってくれた。

「ありがとうございます」

「ところで俺が頼んだストーカー小説はできたか」