覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

「今日、付き合いますよ」

「――え?」

「ゲーム、飽きるまで付き合います。
 目腕肩腰が痛くなり。

 ああもう、なんで俺こんなことやってんだっ、と思って、やめられるまで付き合いますよ。

 ぶっ通しでやりましょうっ」
と衣茉が誘い、森でゲームをはじめたのだ。

「あんなにゲームをやり続けるなんて、と黒歴史になったり、トラウマになったりするまでやりましょう」

 きっとやめられます、とまだゲームをしながら衣茉は言ったが、

「トラウマにはならないな」
と横に座る八尋は言う。

「そうですか?」

「なんか……
 将来何度も思い返す、いい思い出になりそうだ」

「え?」

 見ると、八尋はスマホを下ろしてこちらを見ていた。

「ありがとう、祝……

 衣茉」