玖村さん、なんていい人だ。 この世に祝が二人いたら、一人玖村さんに…… いや、駄目だ。 どっちの祝も俺のものだ、とよくわからない妄想をしながら、八尋は会議に出る。 無事に帰ったら連絡をくれ、と言っておいたので、途中、衣茉から、 『今、着きました。 いつもありがとうございます』 というメッセージとともに、衣茉の化身であるシロクマのスタンプが送られてきた。 シロクマは衣茉のように微笑んでいる。 そのシロクマを見ている八尋も、いつの間にか微笑んでいた。