覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

「ほら、こうすれば、社内でも二人きりに……」
と言いかけ、ハッとしたように玖村が叫ぶ。

「いや、なにやってんの、俺っ」

 扉の向こうで叫ぶ玖村の声を聞きながら、八尋は、

 玖村さん、面倒見よすぎです……、と思っていた。