覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

 ……祝はとりに来たかな。

 あいつはしょうもないメモいっぱい書いてるから、手帳は幾つあっても足りないだろうからな。

 肉市民の肉まんとか。

 八尋の頭の中で、待たせていたカフェでくだらないメモを書いている衣茉の姿が浮かぶ。

 思わず微笑んだが。

 すぐに目出し帽を被った二人組が銃を手に現れた。

 みんな、きゃーっと逃げたが、衣茉は逃げ遅れて人質にとられる。

 メモを書いていたからだ。