覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

「え、あ。
 『にっこり課長が……』」

 言われるがまま、急いで衣茉はメモしようとした。

 今の感情を忘れないうちに。

 に

『憎しみ』

 いや、なんで、これが予測変換の一位にっ。

 ああっ。
 秋馬先輩に送った原稿のメモのせいかっ。

 に

『肉まん』

 憎しみの次は、肉まんっ。

「打てたっ?」
と明子が覗き込む。

『肉市民の肉まん』

「なによこれっ」