バスを降りたあと、歩いて衣茉を送りながら、八尋は思う。 こいつが綾原小織だったのか。 いつも阿呆なことしか言わないのに。 実はあんな難解なことを考えていたのか? 難解なことを考えたうえで、一周回って、 「うちに、いつ、当たったのか、なんの当たりなのかもわからない、当たりのアイスの棒があるんですよ~」 とか言う話をしてるのか?