覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

 


 バスを降りたあと、歩いて衣茉を送りながら、八尋は思う。

 こいつが綾原小織だったのか。

 いつも阿呆なことしか言わないのに。

 実はあんな難解なことを考えていたのか?

 難解なことを考えたうえで、一周回って、
「うちに、いつ、当たったのか、なんの当たりなのかもわからない、当たりのアイスの棒があるんですよ~」
とか言う話をしてるのか?