覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

「あっ、その雑誌のその号っ。
 私のデビュー作が掲載されたやつですっ」

「お前、綾原小織なのかっ!?」

「あんた、今まで知らなかったの?」
と呆れたように言う千栄子の前で、八尋は衣茉の前にその雑誌を突き出す。

「これ、純文学だぞっ。
 今、一体、何処に向かってってるんだっ、お前とその先輩とかいう担当っ」
と叫んでしまった。