覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

 



「なんでそこで、国際ロマンス詐欺なんだよ」

 昼休み、昨日の返信の返信がようやく来て。

 暇を見て電話しろと言われたので、衣茉は秋馬に電話してみた。

 その後どうだと問われたので、打ち間違いか詐欺で、恋をしてみませんかというメッセージが入ってきたという話をすると、秋馬は溜息をついて言う。

「お前の会社の奴らは頭がおかしいのか。
 お前に結婚を迫ったり、恋をしてみませんかと言ってきたり」

 はあ、そうですね。
 私のようなものに言ってくるなんて、おかしいですよね、と衣茉が思ったとき、秋馬が言った。

「……そんなおかしな会社はもう辞めて、作家業一本にしたらどうだ」

 本出すあてもないのに……?