覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

 


 次の日、会社に行った八尋は、いきなり、玖村に謝られた。

「すまない。
 昨日、つい思いがつのって、『僕と恋をしてみませんか?』と祝に送ってしまったんだ」

 後輩の愛する人になんてことを……っ、とのたうつ玖村に、

「いや、別に愛してはいないんですが」
と八尋は素直に言って、

「……待て。
 結婚するんだろ?」

 お前は一体、どうしたいんだ?
と言われてしまった。

 だが、真剣な玖村には、自分も心を包み隠すことなく見せ、真剣に応えなければと思ったのだ。