覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)


 

 八尋に送ってもらい、家に帰った衣茉は、ふう、とひと息ついて、スマホをカバンから取り出す。

 いいメモがたくさん書けた。

 途中、夢か現実かわからなくなったけど。

 そんなことを思いながら、衣茉はスマホを見た。

 八尋さん、帰ったら連絡くれると言ってたけど、と思いながら見たのだが。

 入っていた二件のメッセージはどちらも八尋からのものではなかった。

 ひとつは秋馬。

 原稿の話っぽいので、心を飛ばして読まないようにし、その下の通知を見る。

 Kumura……

 ああ、えっと、玖村さんか。

 お疲れ様です、と思ってよく見ると、そこにはこう書かれていた。