覆面作家と恋せぬ課長(おまけ 完結しました)

「さっき、祝が夢の話をしていたんだが。
 夢の中で、膝にのっていたという謎のもふもふが気になる」

 いやそれ、衣茉ちゃんが気になってるんじゃなくて、そのもふもふが気になってるだけだろうがっ、と思った。

「そもそも、なんで、ちょっと結婚してみようと思う相手が、よりにもよって衣茉ちゃんなんだよっ」

「いや、多くは語れないんだが。
 あいつがメッセージで呟いたことがきっかけで。

 まあ……親しくなったんだ」
と言いながらも、今現在、親しいのかは疑問のようだった。

「え?
 衣茉ちゃん、なにを呟い……

 あっ、もしかして、あの送信取り消しっ?

 今使ってないグループにいきなり入ってきたから、見たけど、もう消えてたんだ。

 送信していたのが、衣茉ちゃんだったから気になってたんだけど」

「すぐに取り消したのをたまたまあのグループを開いて見てた俺が読んでしまったらしい」

「なんで滅多に使わないあのグループを見てたんだよ」